日本一周40,41日目
北海道浜別海町～釧路市まで走った日の日本一周記です。
40日目は天候不良で別海町に滞在したのでまとめての更新です。
ついに日本最東端の納沙布岬へ到着。その後は急ぎで釧路市へ向かいました。
本日行った場所やおすすめスポットは「★のついている項目」をご覧ください。
その他の項目は日本一周中に僕がどんなことを考えていたかの体験談を書いてあります。
★走行ルート
日本一周40,41日目:2022年8月23日,24日
走行距離:340km
※Googlemapの表示上高速を通るルートになっていますが実際は下道を走りました
★本日の予定と見どころ
- 世界の果てとも呼ばれる野付半島へ
- 日本最東端「納沙布岬」
- 霧多布岬を経由して釧路の街へ
本日訪れたスポットは以下の通り。
- 野付半島
- 日本最東端「納沙布岬」
- 鈴木食堂「さんま丼」
- 霧多布岬
- 釧路市
天候不良で1日別海で停滞した後に日本最東端の納沙布岬へ向けて走りました
40日目：別海ふれあいキャンプ場
霧雨のような雨が降りしきる1日。走れなくも無いですが停滞に決定。
しかし別海ふれあいキャンプ場はとても居心地が良いので長居出来ますね。
夏になると長期連泊者が来るのも頷けます。全体的にとても綺麗なキャンプサイトです。
バイクはパターゴルフ場を改造してキャンプサイトにしてある部分なら乗り入れもOK。
管理棟では冷たいお水は飲み放題で電源、電子レンジなど一通り揃って売店もあります。
また、お酒やおつまみの販売もありテントまで持って行って食べる事も出来ます。
さらに管理棟前で育てているバジルやサンチュなんかは勝手に食べてもいいらしい…
至れり尽くせりないいキャンプ場でのんびりと過ごします。
温泉施設も真横なのでお風呂入りがてら名産の別海牛乳、美味い。
セイコーマートで買い物したりとのんびりと過ごした1日でした。
★別海町：野付半島
1日別海で滞在して無事に晴れ！以前霧で何も見えなかった野付半島へ向かいます。
野付半島はラムサール条約にも登録されている日本最大の砂嘴（さし）と呼ばれる土地です。
この世の果てと呼ばれる何もない風景が広がるという野付半島。
まずはナラワラと呼ばれる枯れ木の見れる地帯へ向かいます。
ナラワラ
ナラワラは海水の浸食と潮風によって立ち枯れたミズナラの木が立ち並ぶ様子が見れます。
何だか物悲し気な景色です。立ち入り禁止区域なので対岸から眺める形になります。
トドワラ
次はトドマツの枯木が見れるトドワラへ向かいます。
ここはネイチャーセンターという場所から徒歩で約30分ほど歩いていく場所にあります。
時間帯によっては半島の先端までトラクターが出ているので歩くのが苦手な方はそちらに。
僕は今回歩いて向かいました。ここまでくると人工物はほぼなく自然が広がっています。
そして先端まで歩いてきましたがトドマツの枯木はほぼ無く、殺伐とした風景です。
聞いていた話だと一面の枯木があると思ってたのですが残っていたのはわずか数本。
このトドワラ、ナラワラは保存等の措置を行わず自然のままになっています。
海水の浸食と潮風が続いている為、枯木もどんどん倒れて減っているそうです。
ちょうど隣に来たご婦人がこんなことを言っていました。
「昔来た時はこのあたり一面枯木が並んでたんだけどねえ」
あえて自然のままにしている為、このトドワラ、ナラワラはいずれ無くなってしまうそう。
無理に保存しようとせずあるがままに任せる風景、その考え方は好きですね。
野付半島のバイクで行けるとこまで
野付半島では偶然同じ日本一周勢の「のまちさん」に遭遇。
たまたま前日にtwitterでやり取りをしたのでお互いびっくりまさか会えるとは。
記念撮影してお別れ。バイクでもう少し先まで行けるらしいのでそちらに向かいます。
野付半島は一定まではバイク、車で行けますがそれ以降は徒歩でしかいけません。
半島の先端までは約5km。往復で10kmの道のりだそうです。
それはさすがに時間がかかり過ぎるので今回はバイクで行ける場所まで行ってきました。
見事な殺風景。灯台のような建物がある以外は何もありません。
北海道の大自然をあるがままの姿で残している野付半島。
時間と共に移り変わる景色を眺められる寂しい風景が心に残りました。
★根室市：日本最東端「納沙布岬」
野付半島を後にして海岸沿いに日本最東端「納沙布岬」を目指します。
根室の街を抜けると何もない直線に…宗谷岬よりも殺風景で端っこに来た感じがします。
そしてついに日本最東端「納沙布岬」到着！この旅2か所目の端っこ制覇。
宗谷岬と違い木の看板がドン！と駐車場に建てられています。
こちらは随所に北方領土問題に関する看板があります。
正直に言うとあまりに遠くて普段意識してませんが、根室は目と鼻の先に北方領土。
根室の方には他人事ではなく身近な問題ですよね…まだまだ僕も勉強不足だなぁ。
普通はここで証明書をもらうのが鉄板なのですが受け取り忘れたんですよね…
が、最東端証明書は後日送ってもらえることを知り郵送してもらって無事に入手。
もらい方は下記の記事で紹介してるので行ったのにもらい忘れた！って人はご参考に。
★根室市：鈴木食堂「さんま丼」
ちょうどお昼時になったので納沙布岬と言えばそう、鈴木食堂のさんま丼です。
こちらはライダーハウスも併設されている旅人に大人気の食堂です。
今日はお昼なので泊まりませんが過去にお世話になった事があります。
今は2代目の方との事ですが2010年は初代さんと2代目さんどちらだったんでしょうね？
こちらで頂けるのは名物さんま丼！これが本当に美味しいんですよね…
久々に食べますが相変わらずのうまさ！が、実は時期的に今日は冷凍さんま。
それでも十分に美味しいですが生だとさらに格別。
以前来た時は生さんまでしたがさらに絶品でしたね…でも十分美味しかったです！
こちらの鈴木食堂、2023年いっぱいで他の方への引継ぎが検討されているそう。
ぜひ今後もさんま丼、そして最東端のライダーハウスが継続されるといいですね。
霧多布：霧多布岬
さて、最東端を見た後は釧路の街を目指して西へと走り始めます。
道中に霧多布岬という綺麗な岬があるので見物に向かいます。
霧多布岬のすぐ側には無料の綺麗なキャンプ場もありこちらも人気です。
ちょっとキャンプしていきたいなぁと思いますが今日は釧路まで行きたいのでスルー！
霧多布岬を見学しますが凄く綺麗な平原に佇む岬。風めちゃくちゃ強いですが！
海も霧多布の町も一望出来る素晴らしいロケーションの岬です。
こんな素晴らしいロケーションの岬ですが、実は旅人の間で都市伝説があるこの町。
多様性の時代に表現が怒られそうですが「ホモタップ」と呼ばれる旅人都市伝説があります。
この旅人間で古来より囁かれている噂に関してはネット上でも情報が錯綜しています。
前提として過去に霧多布にあったゲストハウスでの噂であり、現在は存在していません。
ざっくり内容をまとめると
霧多布にあったゲストハウスのオーナーと無人島に遊びに行って、いざ帰る時になって
「ここに置いていかれるか、体を差し出すか選べ」
と中性的なイケメン男性が迫られる…といった内容。
色々調べた結果割と実際にあった事っぽい？という感じでしたがまあ都市伝説って事で。
一部の噂ではこの近くのキャンプ場にはよくホモの方々が集まって…なんてのがあります。
が、それは僕の知っている情報の限り完全にガセなので安心してキャンプして下さい。
厚岸町：あっけし望洋台
厚岸の町までたどり着きました。こちらは牡蠣が名物で有名です。
また、最近厚岸蒸留所というウイスキーの蒸留所も有名になっています。
当然ここで1泊して、名産の牡蠣とウイスキー工場を見学する気だったのですが…
なんと厚岸に辿り着く一週間前に検査で貝毒が見つかり一時的に出荷停止に！
飲食店での提供も全て一時的に提供され、再開までには2週間かかるとか。嘘でしょ…
さらに厚岸蒸留所も大人気で見学予約が取れず…これは僕が悪いですが。
牡蠣を食べる為に2週間も停滞するわけにもいきません。
というわけで道端から夕暮れの厚岸の町を眺めて先へと進みます。
あまりにも残念ですが仕方ないなぁ、こればかりは。
釧路の町へ
厚岸の町を過ぎるとすぐに釧路の町が見えてきます。この辺りでは比較的大きな都市です。
実は明日の晴れが終わると4,5日雨が続く予報なので避難の意味もこめてやってきました。
なので計画としては
明日→全力で朝から走り道東の行きたかったスポット全部行く
それ以降→釧路の町で雨をやり過ごす
こんな計画。明日のルート考えてみたら400km越え…走れるかなぁ。
晴れの間に出来るだけ多くの場所を見たいので頑張って走ります！
終わりに
日本最東端にも到達し、いよいよ道北、道東エリアも終わりに近づいています。
つまり北海道ツーリングも後半戦。晴れの間に道東の回れていないエリアを一気に回ります。
次回42日目「北海道釧路～オンネトー～摩周湖～美幌峠～釧路湿原」
総走行距離400kmオーバー予定。普段200kmで満足する僕には驚きの長距離走行。
かなり大変そうですが頑張って走っていきます。
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