【2022年日本一周記】50日目 北海道富良野・美瑛丘巡り 星に手のとどく丘キャンプ場の星空

日本一周50日目

天候不良で残念ながらキャンプ場名物の星空は見れませんでした。本日の夜はどうか…？
昼は快晴なので富良野・美瑛の丘巡りに出かけます。

　

走行ルート

日本一周50日目:2022年9月2日
走行距離:120km

※Googlemapの表示上高速を通るルートにる場合がありますが実際は下道を走りました

　

本日の予定と見どころ

　

　

　

星に手のとどく丘キャンプ場の朝

夜中に雲が消えて星空が見えないか粘っていたので寝不足…
突如襲ってきた蜂とのバトルも長かったので朝はのんびりでスタートしようかな。

と思ったらなんかテントの外から「メェー」って声がする。
テントから出ると目の前に羊歩いてる…こっち見てる。おはようございます？
寝ぼけてて写真を取り忘れましたが、人を怖がること無く傍にやってきます。

このキャンプ場は朝6時になると羊の放牧が始まるとの事、あまりにものどか。
見渡すと各テントにご挨拶とばかりに羊がうろうろしてます。うーん北海道らしくて最高だな。

　

日が昇るまで待っていると見事な快晴。今日はいいスタートだ。
2泊予約したので今日の夜も星空チャレンジ出来ます。夜まで快晴で頼むよ！

　

富良野・美瑛の丘巡り

さて、本日は昨日行けなかった富良野・美瑛の美しい丘を見に行きます。
ラベンダーは季節が終わっているのでラベンダー畑は残念ですが除外。

名前のついているスポットはもちろん行きますが、この辺りは走ってるだけで綺麗です。

　

ケンとメリーの木

こちらは昭和47年に日産スカイラインのCMに登場した丘。
まあ僕が生まれる前なのでCM見た事無いですけど…ケンとメリーという登場人物の名前だとか。

近くで見ると相当に巨大な木です。美瑛の丘にポツンと立っているこの木。
美瑛を象徴する風景の一つともいわれていますね。

　

北西の丘展望公園

なんかピラミッド見つけた！というのは冗談でこれ展望台です。なぜピラミッド？
この展望台からは北海道を代表する大雪連峰の山々を眺める事が出来ます。

　

もう少し早いとラベンダーも咲いているんですけどね…
この公園には観光案内所があり観光MAPがもらえます。せっかくなので僕も調達しておきました。

　

セブンスターの木・パッチワークの路

昭和51年にたばこのセブンスター（今はメビウス）のパッケージに使われた事でこの名になったそう。
この木自体も綺麗ですが、実はここに来たら必ず見てほしい場所があります。

　

行けばわかると思いますが、この木の奥に綺麗に並んだシラカバ並木があります。
この並びがめちゃくちゃ綺麗なので忘れずに見て行ってください。

　

この周囲は区画ごとに複数の農作物を育てる為、カラフルな景色になるそうです。
その事からパッチワークの路とも呼ばれています。時期によって織りなす色が変わる楽しい場所です。

　

　

美瑛町白金:青い池

いやぁ素晴らしい美瑛の丘でした、走ってるだけで本当に楽しいなぁ。
ラベンダーの時期に来ると更に凄いので改めてもう一度来ないといけませんね。

　

そんな美瑛にある青い池を見に行きましょう。
こちらは防災工事の際にたまった水が偶然青色になったという謎の経緯を持つ湖。

　

一応人口の湖になるようです。近くにある白ひげの滝などの成分が混ざって青く見えるとか。
完全に偶然出来たという面白い成り立ちの青い池。

昔立ち寄った記憶を頼りに到着しますが…なんか僕の知ってる青い池じゃないぞ…

　

昔の青い池

今は駐車場、売店等が整備されていますが昔は何もありませんでした。
砂利の駐車場に勝手に止めて見に行くというスタイル。駐車料金ももちろん無かったです。

　

現地は柵こそあったもののこんな感じの素人感あふれる看板っぽい何かがあるぐらい。
ナイタイ高原もそうでしたが、観光客が増えたから様々な場所が整備されています。

　

パワーアップした青い池

驚くほど綺麗に整備された青い池。
昔から観光客は多かったですが、当時の比じゃないぐらい大勢の人が訪れています。

　

なんか話によると長蛇の列が出来て並ぶ時もあるとか。
実は青い池と言いながら当日、前日の気象条件によって青くない時もあります、今日はどうか…

　

まあまあ青！けど前日に雨が降ったからか泥が舞い上がった影響で少し緑がかっています。
タイミング完璧だともっとすごい青色になるんですけどね。

　　

　　

十勝岳 望岳台

青い池を後にして次は山道を登り始めます。
十勝岳望岳台という展望所があり、大雪の山々、旭川や富良野まで見える360度のパノラマが楽しめます。

　

でーん！と広がる大雪の山々と美しい丘が一望出来るいい場所です。

　

　

ジェットコースターの路

十勝岳を降りてまだまだ走ります。お次はジェットコースターの路。
ここが富良野で一番良かった！という人も多い人気スポット。

　

また、地元の方が選んだ「かみふらの八景」にも選ばれている言わずと知れた名所。
物凄い高低差の直線道路が見るものを魅了してやまない道です。

　

その道の写真がこちら！ですが僕はズーム倍率高いレンズ無いからあんま高低差あるように見えんね。

　

この何もない丘の間の直線路を走り抜けるのは何度味わっても最高ですね。

　

　

星に手のとどく丘キャンプ場

富良野・美瑛の名所を走り倒した1日。バイクサイトへ帰還です。

　

キャンプ場へ戻って一息ついたころにはすっかり夕暮れ時に差し掛かります。めっちゃ綺麗。
でも…雲多くねえか？ちょっと夜に向けて不安が募りますが夕飯を食べましょう。

　

ミシュラン掲載もされた絶品ジンギスカン

こちらのキャンプ場はジンギスカンが名物という事でも知られています。
レストランは本来15時で終了ですが、なんと宿泊者向けで特別に夕飯として提供してくれます。

16時30分までにチェックインして事前受付。電話等の予約は出来ず直接の予約になります。
ミシュランガイドにも掲載されたことのある絶品ジンギスカン、これは食べなければ。

事前予約制なので時間になったら呼ばれて座席に着きます。
オープンテラスタイプの席なので絶景の夕日を眺めながらジンギスカンを食べられる…

　

ジンギスカンと言えば野菜！そして3種類ある中からお肉を選び頂きます。
うっま…3種類全部あまりにも美味い。最高の景色に最高の食事、贅沢が過ぎんか？ここ…

　

どれも甲乙つけがたいですが、一番気に入ったのは「サフォーク」という希少部位。
羊肉って臭みが…という人もいますが微塵も感じない、そしてめちゃくちゃ柔らかい。

あまりにも美味くて酒も肉も進むぜ！とガンガン食べます。
完全に飲みすぎ、食べすぎた…美味すぎたので仕方ないよね。

満腹感とアルコールの酔い、そして暮れる夕日を眺めながらテントでくつろぎます。
忙しい日常を忘れる最高の贅沢。旅っていいなぁ…Zzzzz

　

　

本当に手が星にとどきそうな星空

おっと、あまりの心地よさにテントで眠ってしまったようです。
………ん！？寝てたのか僕！？やばい、星空見に来たのに何をしてるんだ！

焦って鞄からカメラと三脚を取り出しテントの外に出ます。頼むまだ夜であってくれ！

　

えっ…！？わぁ…すっご…

　

いい年したおっさんがあまりの絶景にちいかわみたいな状態になって固まってしまいました。

何この星空…凄すぎるんだけど。少し雲があるとか関係ない、今まで見たことが無い星の数です。
しばらく言葉を失い呆然と立ち尽くしまします。本当に星に手が届きそうだ。

　

北海道は大気中のチリが少なく、澄んだ空気なので星空が綺麗に見えるそうです。
また、このキャンプ場では最大限の星空を見る為に一切照明がありません。

って知識はありますがそういう問題じゃない。理屈じゃないなこの星空は。
百聞は一見に如かずとは良く言ったもので、この空気感も含めて一度は現地で体験して欲しいです。
そうこうしているとちょうど雲が途切れ始めました。

　

この星空を少しでも綺麗に残したい、自身の拙い技量をフルに使い写真を撮影します。
なんとかバイクも映したい！…と試行錯誤してそれなりに納得のいく写真が撮れました。
でもやっぱり僕じゃあの驚きの感動は再現仕切れないなぁ…

　

ちなみにこの時気温は恐らく一桁前半ぐらい。ダウンジャケット来ても寒すぎる。
写真を1枚とるたびにレンズが曇るぐらいの低気温。北海道の夏終わるの早い！

再び雲が出始めて段々星空が見えなくなっていきます。
今度は全く雲の無い状態で星空を見てみたいなぁ…さぞ凄いでしょうね。

　

またこのキャンプ場に来る理由が増えました。今回を越える最高の星空が見れるかもしれない。
そりゃ人気になるよな…このキャンプ場は。

余りにも寒いので寝袋に潜り込み大満足で眠りにつきます。旅って最高だねって1日でした。

　

　

終わりに

富良野・美瑛を快晴で見ることが出来て大満足の1日でした。
でも綺麗なラベンダー畑を見たかったのでもうちょっと早く来るべきでしたね。
キャンプ場では無事最高の星空を拝めました。が、雲が出てたのでこの最高を越える星空があるはず。

次回51日目「北海道富良野～札幌」

道央の旅を終えいよいよ北海道ツーリングも終盤を迎えます。
が、このタイミングでまさかの失業保険の手続きで一時帰宅しなければなりません。
新千歳空港にバイクを残し自宅へとワープ。何日分かまとめて更新するかもしれません。