ツーリングに行く前に読みたい北海道が舞台の作品
夏が近づいて来ると北海道にツーリングしに行きたくなりますよね。
初めて行く方はどこに行けばいいの?、ベテランの人は有名観光地は飽きた、という人もいると思います。
今回はそんな方に向けて北海道に関係した書籍やゲームをご紹介します。
書籍の聖地巡礼、マイナー観光スポットを扱った作品もあるのでツーリングルートの参考にどうぞ。
ツーリングの参考になるもの多いのでぜひ興味のあるものはご一読を!
小説
振り返れば地平線
- 感想・解説
開陽台がバイク乗りの聖地と呼ばれるきっかけになった小説。
当時のバイクブーム、北海道ツーリングブームを加熱させた有名小説です。
が、こちら絶版で入手困難。プレミアで1万円ぐらいします…
大きな図書館であれば置いてあるので読みたい方は図書館で聞いてみて下さい。
1980年代の小説なので今とは随分街並みが違ったり、無くなったフェリーの航路の話が出てきます。
主人公たちが走ったルートも掲載されているので真似してみても面白いかもしれません。
おすすめはラストシーン。この小説のタイトルに繋がるシーンと久志の葛藤。
最後に久志が下した決断とは…
最後に全てが吹っ切れたような読後感の良さが素晴らしいです。
空の轍と大地の雲と
- 感想・解説
2011年の東日本大震災に行く事が出来なかった元自衛官の葛藤と成長を描いた小説。
バイクツーリングだけでなく、自衛隊とは?という観点にも重きが置かれています。
ツーリング風景の描写は少なく、人との出会いの描写が話の中心です。
その中で出てくる旅人論や、旅人の行動などは現実に通じるものがあります。
若い主人公が旅の中で様々な出会いに影響を受け、自身の葛藤に一つの答えを出す。
そんな北海道ツーリングを通じた青春小説です。
震災の事もあり少し重い話ですが、ツーリング初心者への心構えも学べます
漫画
ゴールデンカムイ
- 感想・解説
説明不要の有名漫画、ゴールデンカムイ。全31巻で完結した北海道を舞台にした漫画です。
2022年は舞台となった北海道の各地でコラボイベントをしていました。
漫画に出てきた舞台の場所には作者やアニメ声優のサインが寄贈されています。
おかげで観光者の数が増えたとか。現地でも漫画の話をしている人が多く見られました。
アイヌ文化に関しても正確に描写されており、興味を持って資料館に訪れる人も増えたようです。
また北海道限定ビールのサッポロクラシックのコラボパッケージ缶もありました。
そんな北海道に多大な影響を与えたこの作品。
作中で地名や場所が紹介されているので読んでから行くとより一層北海道を楽しめます。
サイクル野郎
- 感想・解説
実はこれだけ読んでないので内容が紹介出来ないのですが日本一周で全国出てくるそうです。
1970年代の漫画なので今とは事情が大幅に違うようですが読んでみたい!
実はこちらの漫画は読んでみたくても長らく絶版で入手困難な書籍でした…
が、最近確認したら電子書籍化されたようです。Amazonのkindle unlimitedなら読み放題対象に!
せっかくなので僕も読んでみようと思います。
恐らく漫画では最古の日本一周というテーマで書かれた物語、良かったら目を通してみて下さい。
ゲーム
風雨来記シリーズ
風雨来記は1~4まで販売されている、バイクツーリングを題材にしたゲームです。
それぞれ舞台が違い、1と3が北海道、2が沖縄、4が岐阜となっています。
- 感想・解説
一応ジャンルは恋愛アドベンチャーで各作品にヒロインが登場します。
が、そもそも舞台が広すぎてゲーム中一度も会わずに終わるなんてことがよくあります。
取材に対する情熱が凄まじく、有名スポットから聞いたことも無いマイナースポットまで収録。
今は行けなくなってしまった場所の写真も見れるので貴重な資料です。
が、現在ゲーム、攻略本共に1~3までプレミアがついています。
PSストアのダウンロード版なら500円程度で遊べますが、プレイするにはPS3とVITAが必要です。
僕はたまたま両方持っていたので遊べました。攻略本もこっそりゲットしています。
3の攻略本はダウンロード販売されておりDLsiteで880円で販売されています。
100以上のスポットが解説されており、もはやゲーム関係なくツーリングガイドとして使えます。
古いので操作性等いまいちですが、貴重な写真も多く、旅人の歴史を知れるゲームです
終わりに
その土地の文化や歴史を知る上で、小説、漫画、ゲームなんかは手軽に情報を仕入れられます。
行く前に読んでおく事でその土地を何倍も楽しむことが出来るのでぜひ読んでみて下さい。
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