旅に出る前に3つのお金の事だけはやっておこう
日本一周などの長距離旅になると社会人の方は仕事を辞めて出発する方も多いと思います。
すぐにでも旅に出たいと思いますが仕事を辞めた後の金銭負担が軽くなる手続きがあります。
焦って出発をせずに旅の出発準備をしながらこの手続きだけは行っていきましょう。
僕も日本一周に行く前にこれだけはやってから出発しました。
これをやるとやらないとでは旅中の金銭負担が大きく変わってきます。
旅に出る前にやっておくべき3つの手続き
この記事を読めばこんな事がわかります。
失業保険について
失業保険は退職前の仕事で1年以上(会社都合退職の方は半年以上)雇用保険に入っていた方
が受け取ることが出来ます。正社員で働いていた方であれば大体該当します。
また、失業保険の給付期間は退職日の翌日から1年となっています。
失業保険申請の流れ
具体的にどのような手順で失業保険を申請して支給されるのかは以下の通りになります。
次以降の項目で実際に僕が失業保険を受け取った際の時スケジュールも紹介しています。
旅をしながら失業保険を受けとる
失業保険ですが旅をしながらもらう、旅が終わった後にもらう二つの方法があります。
個人的には旅をしながら失業保険をもらうのをおすすめします。
メリット
デメリット
旅中に定期収入があるというだけで気持ちが楽になりますよ!
失業保険の給付期間
自己都合退職の場合は失業保険を申請してから給付されるまでに2か月程度かかります。
会社都合退職の方待期期間無しで給付されます。
失業保険の給付日数は以下の表のとおりになります。
会社都合退職の場合
自己都合退職の場合
引用:ハローワークインターネットサービス
失業保険の支給スケジュール(実例あり)
具体的に申請してから支給されるまでのスケジュールを僕の支給を例に記載しておきます。
参考:自己都合退職で90日間の給付を受けたスケジュール
90日の人の場合離職票が届いて申請してから全ての支給を受けるまでに約6か月かかります。
給付期間が120,180日の人はさらに時間がかかります。
失業保険を受けずに旅をする場合、退職日から半年以内には帰ってくるようにしましょう。
旅が終わった後にすぐ申請をしないと失業保険を最大限受け取れない可能性があります。
旅のスケジュールは読みづらいので予定より長く時間がかかってしまう事もあります。
退職日の翌日から1年が経過すると給付期間が残っていても受け取れなくなるので注意しましょう。
支給される金額
年齢や前年度年収によって支給金額は変わります。
大体毎月10万円~15万円ぐらい。年収が高い人でも上限20万円程度だと思っておいてください。
以下のようなサイトで計算が出来ますので確認してみてください。
失業保険をもらうための条件
失業保険は再就職をする意思がある人が就職活動をする事で支給されます。
具体的に言うと月2回以上の就職活動の実績が必要です。
この企業への申し込みというのはインターネットのサイトからの申し込みでも大丈夫なので
転職サイトに登録して申し込みを行えば旅をしながら活動実績を作ることが出来ます。
注意点として1日に複数の申し込みをしてもそれは1回としてカウントされます。
活動実績を2回作るには最低2日間必要と覚えておきましょう。
一時帰省の為の交通手段は?
格安航空を使って地元空港へ向かいそこから電車というのが一番良い手段だと思います。
これらの手段を考慮して飛行機での帰省を基本的に使っていました。
格安航空券の探し方は一括検索サイトの利用が便利です。
バイク用駐輪場の探し方
ただ、飛行機が無い場合は新幹線等を乗り継ぎ帰省をする必要があります。
その場合ネックになってくるのが駐車場の確保です。
新幹線の駅近くにバイク用駐輪場があればいいのですが無い場合もあります。
公的な駐車場を探して見つからない場合は以下の駐車場検索アプリを使って探しました
これらはバイク駐輪が可能な駐車場を条件指定して検索出来ます。
失業保険の時だけでなく旅中にバイク用駐輪場を探したいときにも使えます。
退職した会社から離職票をもらえない場合
会社を退職した場合、その会社から約2週間で発行される離職票をもってハローワークに失業保険の申請を行いに行きます。ただ、退職時にもめた場合離職票が届かないというケースがあります。
元々勤めていた会社に問い合わせても対応してもらえない場合ハローワークに相談しましょう。
不当に離職票を送ってもらえない場合は離職票無しでも手続きを進めてくれます。
また、ハローワーク側から離職票を届けるように勤めていた会社に働きかけてくれます。
国民年金
国民年金の支払いですが「失業に伴う特例免除」を申請すれば免除を受けられます。
ただし、将来受け取れる年金額が減ってしまうので10年以内なら追納も可能です。
会社で働いていた場合厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。
役所にある国民年金の担当窓口で「失業に伴う特例免除を受けたい」と手続きをしましょう。
これを申請しておくことで国民年金の支払額は0円になります。
収入が無くなっている際にこれはありがたいです。将来余裕があれば追納を考えましょう。
参考URL:下記ページ「4.失業等による特例免除」を参照
健康保険
旅中の怪我等を考慮すると健康保険は必ず入っておくべきです。
会社に所属中は社会保険に加入していますが、退職をしたら国民健康保険に入るのが基本です。
ですが、国民健康保険を払うよりも他の手段の方が安くなる人がいます。
会社を辞める際の年収が500万円以上の人
住んでいる地域によって差がありますが年収が500万円以上の人の場合
国民健康保険に入るよりも社会保険の継続を選んだ方が保険料が安くなる可能性があります。
退職後に今払っている社会保険料の2倍を払う事で社会保険の任意継続が可能です。
注意点として社会保険の任意継続は退職日の翌日から20日以内に行う必要があります。
地域によって保険料に差があるので自分の管轄の役所に問い合わせて今の年収を伝えれば国民健康保険料の概算を教えてくれます。もしくは下記のようなサイトに入力する事で概算がわかります。
社会保険の任意継続の書類は以下のサイトから入手出来ます。
退職前に自分の保険料がどちらの方が安いか調べましょう
家族の扶養に入って支払いを0にする方法 ※失業保険支給中はダメ!
家族の扶養に入る場合支払額は0円になります。
ただし、失業保険の支給期間中は原則扶養には入れません。
(待期期間や支給期間が終わった後は加入出来ます)
また前述の年収が高い人の場合、国民健康保険の支払額が高額になります。
家族の扶養に入って当初は支払いが0円になったとしても、
失業保険の支給が始まって国民健康保険料の支払いで損をしてしまう場合があります。
- 旅中は失業保険をもらわず扶養に入る→旅後に国民年金に加入
上記の手段が一番金銭的負担は少なくなりますが、失業保険のもらい忘れや年収500万をこえるような人は健康保険料で損をする可能性がありますので注意が必要です。
おまけ:市県民税
今まであげたもの以外に払う税金は市県民税があります。
が、こちらは自治体にもよるかもしれませんが減税等の制度がありません。
基本的に免除等は出来ず全額支払うことになるので注意しましょう。
地元名古屋では退職に伴う減免や猶予制度は無いそうです
終わりに
旅中は収入が無くなり貯金が減っていくので楽しい反面不安も大きいです。
旅に出る前にやれるお金の事はやっておくことで金銭面の負担を減らすことが出来ます。
金銭負担を少しでも減らして旅を楽しんでください!
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