日本一周39日目
北海道浜北見市~別海町まで走った日の日本一周記です。
この旅中今のところ一日最長距離の380kmを走破。
斜里、知床、野付半島、開陽台など北海道屈指の名所を走ります!
本日行った場所やおすすめスポットは「★のついている項目」をご覧ください。
その他の項目は日本一周中に僕がどんなことを考えていたかの体験談を書いてあります。
★走行ルート
日本一周39日目:2022年8月22日
走行距離:380km
※Googlemapの表示上高速を通るルートになっていますが実際は下道を走りました
★本日の予定と見どころ
本日訪れたスポットは以下の通り。
これまでの最長走行距離380km。北海道随一の大自然を駆け抜けます
いざ道東の地へ
本日は北海道北見市からスタート。この辺りでは随一の大きな街。
ここから道東へ向かうと大自然が増える代わりに大きな街は少ないです。
大きな街の近くと言えど街を出た瞬間に田舎道に変わるのが北海道のいいところ。
1時間あたりに進める距離が他の土地とは段違いに長い。今日はどこまで走ろうか。
北海道の直線道路と言えば斜里の「天に続く道」が有名です。
しかし意外と知られていないのですがお隣の清里町にも直線道路があります。
名称は謎ですが清里町のHPには「きよさとストレートロード」とありました。
本日はまずそちらを目指して走っていきます。
★清里:きよさとストレートロード
清里のあたりに来ましたが場所がわからねえ…うろうろして探し回ります。
なんとか地図を頼りに行くと、おお!ここか!なんとかたどり着きました。
オホーツク海へと続く道が一本にぶち抜けている直線道路。こいつは凄い。
全く観光地化されていないただの道端なので場所の特定にかなり時間がかかりました。
探したい方は清里町のHPに地図があるのでそれを目安に行くのがいいと思います。
マイナースポットの為、僕以外誰もいないし来る気配もありません。
つまりこの絶景を独り占め。マイナーな場所はこういう所がいいですね。
唯一の難点は看板も何もないのでとにかく辿り着くのが大変なところですかね。
★斜里町:天に続く道
続いてはお隣の斜里町へと向かいます。皆大好き直線道路「天に続く道」を目指します。
こちらは駐車場もあるぐらいには観光地化されているので迷う事はありません。
が、駐車場の傾斜があまりにもえぐすぎる。バイクを止めるのは無理なレベルのバンクです。
朝早くて人も少ないので転ばないように縦方向に止めて写真だけ撮ります。
こちらは有名どころだけあって撮影待ちで渋滞が出来るほど。
斜里といい清里といい素晴らしいですねこのいっぽんの直線道路は。
個人的には清里の方が人が少なくてゆっくり見れて好きですね。
場所がわかりにくいとは言えのんびり過ごせるのは何よりも良い点です。
★知床半島:知床五胡
海岸線を続きいよいよ知床半島のウトロ方面へと辿り着きます。
この年はヒグマの目撃情報が多かったのでこの辺りから走っていても緊張感が高まります。
まずは知床連山を望みながら原生林に包まれた五つの湖を歩ける知床五胡へと向かいます。
が、駐車場に入るところで係の方から
「今日ヒグマが目撃されたので湖の遊歩道は立ち入り禁止です!」
今年は熊多いので仕方が無いよね…湖散策はダメですが「高架木道」というのは歩けるそう。
湖の上に高架を作り電気柵で囲んだこの道。これなら熊も登ってこれません。
快晴なので知床連山もくっきり見えています。湖も鏡のようになり美しい。
これだけいい天気なら湖畔を散策出来たらもっと良かったんですが。
山、海、湖、原生林と大自然を全身で感じる事の出来る知床五胡。
生態系を守り、自然を保護する為に様々な工夫がされているそうです。
その自然保護の観点と生態系が高く評価され世界遺産に登録されたとか。
美しい自然を残す為に最低限の開発しかしていないので野生動物が出るのは仕方が無いですね。
★知床半島:知床峠
知床五胡を抜けて国道334号、通称「知床横断道路」の知床峠を目指します。
自然豊かな峠道を走るこのルート。目の前にそびえ立つ羅臼岳に向けて走っていきます。
そして辿り着いた最高点知床峠。標高738mと北海道の中でも高い方の峠です。
目の前にどーん!と広がる羅臼岳の大パノラマが見るものを圧倒します。
見渡す限り広がる知床の大自然。ここは快晴で来たい場所ですね。
天候が崩れると霧が出やすく道が見づらく怖い道路になりますが今日は完璧!
★知床半島:日本最北東突端地
知床峠を越えてウトロの反対側にある羅臼の町へと下っていきます。
そこから北へ走り「日本最北東突端地」へとやってきました。
人間の住んでいるギリギリの場所。これより先は人の手の入っていない自然の世界です。
歩きでいけば知床半島の先端まで行くことも可能ですが…
ここより向こうはサバイバルの知識が求められます。熊とか普通に海岸線歩いてるので。
ご覧の通り看板にもここからは完全に自己責任の世界という記載が。
さすがにそこまでの知識は無いのでここで引き返す事にします。
いつか行ってみたい気持ちはありますがそれ相応の知識と技術を持って臨むべきですね。
ちなみにここに向かう道中の海岸線には無料で入れる相泊温泉があります。
僕が行った時は工事中で脱衣所から壁まで取っ払われてこんな大解放状態。
さすがにこれで入るのはちょっと照れますね。
別海町:野付半島
今日は天気がいいのでまだまだ走り続けます。続いては野付半島へ。
ラムサール条約にも登録されている広大な湿地帯。だったのですが…
快晴だったのに突然前が見えない!真っ白だよ!
ここは海沿いの為、快晴で温かい日だと午後に海の気温が上がり霧が出やすいそうです。
今日は霧の発生条件に当てはまり見事な真っ白。
霧は濃くなる一方なので諦めて撤収。ライダーの聖地開陽台を目指します。
★中標津町:開陽台
ライダーの聖地開陽台へとやってきました。ここは展望台から緑の絨毯とも例えられる広大な牧草地帯を360度の大パノラマで眺めることが出来ます。
ライダーの聖地の由来ですが、北海道ライダーの間で開陽台の景色が凄いらしいと噂が広まったのがきっかけ。その後北海道ツーリングの小説「振り返れば地平線」の舞台になった事で人気が爆発。
その小説は現在プレミア価格なので読みたい方は図書館で探すのが良いかと。
1980年代はバイクブームだった事もあり瞬く間にライダーの間でこの場所が有名に。
この開陽台はライダー憧れの地、ライダーの聖地と呼ばれるようになったようです。
無料キャンプ場も併設されているという事で今日はここでキャンプをしよう!
と思ってたんですがキャンプ場へ続く道なにこれ…オフ車じゃなきゃ登れんよこんなん。
僕のグラディウスはバリバリのオンロード。転んだらどうしようもないので諦めます。
キャンプは無理ですが地平線の果てまで見渡せる大パノラマの景色を堪能!
夕暮れ時も相まって茜色に染まっていく緑の牧草地が美しいなぁ。
別海町:別海ふれあいキャンプ場
開陽台で泊まりたいけどあのキャンプ場は僕のバイクでは無理だなぁ。
というわけで近隣にある別海ふれあいキャンプ場へ向かおうと思い電話をかけてみます。
「あ、一応受付時間あと15分なんですよ~」
いや開陽台から別海まで15分は無理だな…?さてどうしよう困りました。
と思っていると管理人さんが遅れても大丈夫ですよ!と優しいお言葉。
感謝の意を伝えて別海町へと全力出発。遅れはしたものの到着します。
この別海ふれあいキャンプ場なんとサッポロクラシックの生ビールが販売しています。
グラス返しに来てくれたらテントで飲んでもらってもいいですよ!との事。マジか最高かよ。
というわけで一杯頂きテントまで生ビール持っていて晩酌。
今日は頑張って走った1日に相応しい終わり方。いいキャンプ場だ!
終わりに
この旅で今のところ最長の380kmを走破。しかし不思議とそれ程疲れは感じません。
ずっと景色の良いところを走り続けたからですかね。やっぱり絶景は体に良い。
次回40,41日目「北海道別海町~釧路」
天候不良の為、別海で1日滞在した後に釧路を目指して走ります。
2日分まとめて更新する予定です。
コメント