2024函館マラソン奮闘記

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日常

2024函館マラソン奮闘記

普段はロングツーリングでやってくる北海道。飛行機で来たのは久々。
本日の僕はライダーやチャリダーではなくランナーとして函館の地にやってきました。

そう、ここ函館で開催される2024函館マラソンへ参加しにやってきたのです。
コロナの影響もあり多くのマラソンが中止になったので5年振りのフルマラソン参戦。

函館マラソンはコースはきついものの函館の街と、名物をたっぷり楽しめるコース。
今回は写真を撮りながら走ってきたのでそんな函館マラソンの魅力をご紹介します。
  

走行ルート

開催日:6月30日
走行距離:42.195km
完走タイム:4:39:05(グロス)
      4:35:14(ネット)

  

函館マラソン

本日は快晴!気温は27度とフルマラソンには正直暑すぎる日になってしまいました。
結果的に本番前日か、翌日ならもっと涼しかったのですが…ピンポイントで辛い天気になりました。

北海道は湿度が低いので本州のジメジメした暑さよりは走りやすいか!
と思ったものの暑すぎてスタート前の待機時間から汗が止まりません、きつい大会になるぞこれは…

  

スタート~10km

函館市長の大泉さんの挨拶が終わり(市長は大泉洋のお兄さん)いよいよスタートです。
やってやるか!と思った瞬間皆さん頑張ってください!と全ブロック同時解放。え?

マラソンは通常タイム別にブロックが分けられスタートに順番があります。走力に差があると道が渋滞してしまうのを防ぐ配慮です。
しかし今年の函館マラソンはまさかの全ブロック同時解放。当然タイム順がめちゃくちゃになりスタート直後に大渋滞が発生していました。ブロック分けして整列した意味とは。

スタート時の混乱で道が渋滞してますが人の間を縫いながらどうにか走っていきます。
そして危惧していた通りとんでもなく暑い!あまりの暑さに汗が止まりません。

しかし、給水も多くかぶり水や冷たいスポンジなど暑さ対策も豊富な函館マラソン。どうにか暑さ対策をしながら走ります。一緒に参加した友人は暑さで熱中症になり無念のリタイヤ。これだけ暑ければ仕方ない。

  

10km地点 難所① 函館空港近辺

競技場を出て五稜郭近辺を走った後は湯の川温泉を経由し函館空港方面へ。
斜度は緩いもののひたすら登りが続く上に、景色も殺風景なのでこのあたりが第一の難所です。

折り返しを過ぎた後は滑走路横を走る単調な景色のアップダウンが続きます。
空港近くで民家も少ない場所ですが、それでも沿道の家の方々が応援してくれます、ありがたい。

暑いものの調子は割とよく、拍子抜けするほど簡単に難所を走り抜け再び湯の川温泉郷へ戻ります。
前回参加した時はかなり苦戦した覚えがあるのですが当時より練習もしてるしいい感じだ。

  

18km地点 湯の川温泉郷 特別エイド

湯の川温泉郷は沿道のホテルの方々が毎回盛大に応援してくれる区間。走っていて楽しいです。
函館マラソンは市民の方の応援が非常に多いのも一つの楽しみですね。精神的にきつくなってきても声援に救われます。

湯の川温泉郷を抜けてしばらく走ると海と函館山を望む綺麗な道に出ていきます。海沿いのフラットな道で走りやすくていいですね。
函館の景色を楽しみながら走っていると特別エイドとして函館で有名な五勝手屋本舗から羊羹の提供。

パッケージは函館マラソンスペシャル仕様。こういう心遣いが嬉しい、特別感あっていいよね。
マラソンの糖分、栄養補給にぴったりの羊羹に合わせて麦茶も提供されていて組み合わせばっちり。

羊羹を食べながらレースは函館の街中へ向かいます。沿道の人も多くなり、応援の声もどんどん大きくなってきました。
約20km近く走ってきて疲れた体に沿道からの声援で力がみなぎります。よーし頑張るぞ!

  

25km地点 難所② 谷地頭温泉

と思った矢先に函館マラソン第二の難所谷地頭温泉の急坂が立ちふさがります。この辺りからコース設計者の函館を楽しんでもらいながらも全力で苦しめようという心遣いを感じます。
ちなみにハーフマラソンは急坂の手前で折り返しの為、羨ましい…!と思いながらフルのランナーは後ろ姿を眺める事になります。

フルマラソンの半分過ぎたあたりにあるのがこの坂です。疲労がたまってきたところに急坂が来るので歩いてしまうランナーも急に増えます、これは仕方ない。
僕も初参戦の時はこの坂に心を折られ歩いてしまいました。しかし2回目の今回は心構えが出来ておりどうにか歩かず走り抜けます。

相当体力を持っていかれ意識が朦朧としている中、マラソンは出ないけど北海道旅行ついでに応援にきた友人その2が沿道から声援をくれます。
半分ぶっ飛びかけていた意識をここでしっかり回復して走り続けます。

一つ難所を越えましたが、函館マラソンはここからが難所続き。5km先の30km地点には函館マラソン最大の難所が待ち受けています。
初参戦の時はあまりのきつさに心を折られほとんど歩いてしまった難所、リベンジの時だ!

  

30km地点 難所③ ともえ大橋 特別エイド

30kmの難所の手前には特別エイドのアミノバイタルステーションがあり、その名の通りアミノバイタルを配ってくれます。気合を入れろという心遣いが本当にありがたい。
そして函館マラソン最大にして最恐の難所へと突入します。まずは急坂のこ線橋越え、その後にともえ大橋というコース最大のアップダウンが連続する区間の始まりです。

いきなりの急傾斜に面食らったランナーが多く、僕が通った時は体感8割ぐらいの人が歩いていました。アミノバイタルを決めて気合を入れたランナーすら破壊するとは恐ろしい橋

なんとかこ線橋を越えると第10エイドで再びの函館名物。これから始まる地獄のともえ大橋の前に気合を入れろとスイーツとコーラ(協賛のコカ・コーラ)の提供です。
個人的に函館で最も美味しいスイーツだと思っているスナッフルズ「チーズオムレット」。そして函館和菓子の名店、千秋庵の「函館散歩」が食べられる。

どちらも最高に美味しいぜ!思わず足を止めてスイーツを食べ漁ります。思いっきりタイムが遅くなりますがうまいから仕方ない。
さて、しっかり味わったところで行くぞともえ大橋!

わかってはいましたが30km過ぎというマラソンで最も辛いタイミングにこのアップダウンは本当にキツイ!ただただ続くアップダウンを無心になって走り続けます。
顔をあげれば函館山、橋の後半に差し掛かると赤レンガ倉庫という函館の名所が見えるのですが正直見て楽しむ余裕はありません。

  

37km地点 緑の島 海鮮丼特別エイド

フラフラになりながらもともえ大橋を突破。今年は歩かず走り抜けたぞ~!
函館の観光名所である赤レンガ倉庫を抜けて次に向かうのは緑の島。こちらは函館出身のGLAYが地元凱旋コンサートでも使った場所。

そしてこの函館マラソン最大の名所であるエイドステーションが設置されています。
緑の島へ入ると太鼓部隊が盛大な応援を投げかけてくれます。あと5kmだ!と気合が入ります。

そして辿り着きました、こちらが函館マラソン名物エイドの一口海鮮丼。ウニやカニ、いくらが乗っておりとても豪華!そして味もちゃんと美味しい。流石は海鮮が名物の北海道。
いっぱい食べて最後まで頑張ってね!とのお言葉をもらったので余りの美味さに2杯。いやウニって鮮度悪いと味がいまいちなんですが、これ本当に美味しいんですよね。

そして続いて2つ目の名物。函館と言えば塩ラーメン!というわけでマラソンランナーも食べやすい冷やし塩ラーメンの登場です。しかしこれが大好評だったらしく麺が品切れで随時茹でてる最中。
少し待ったのですが列が進みそうに無かったため泣く泣く断念。次は食べてみたいなぁ。

ラーメンこそ食べられなかったものの海鮮丼を食べ、シャワーで水浴びしてすっきりして最後の5kmだ!ただ、ここから先は同じ道を折り返し競技場を目指します。つまり…

  

38km地点 難所④ ともえ大橋再び

またお前か!ともえ大橋!
そう、折り返すという事は再びあの地獄のアップダウンを繰り返すのです。コース設計者のニヤニヤ顔が頭に浮かぶようだ。

二度も苦しめられたともえ大橋を抜ければ40km地点。あと2kmちょっと!
もはや懐かしささえ感じるスタート地点の競技場が見えてきました。なんとか目標の完走は達成出来そうです。

  

42km ゴール+ゴール後おもてなし

いよいよ競技場内のストレートに入り、ゴール地点が目の前に。きつかったけど楽しかったなぁ。
ついにゴール!フラフラになりながら完走タオル、メダルなどを受け取ります。
そして完走後のお楽しみメロンの提供です。小さい!と思ってしまったのが正直なとこですが味は最高。マラソンで疲れ切った体に甘さと水分が染みわたります。

ただこのメロン、僕より後ろのランナーではまさかの品切れが発生したみたいです。
ゴール後全員に提供!とパンフレットにも記載があったんですけども。しかも序盤のランナーにはおかわりを勧めていたいう情報も。それが本当だったら次回は改善して欲しいですね…

ゴール後は競技場の芝生が休憩スポットとして開放されているのが嬉しいです。
柔らかい芝生の上に靴を脱ぎ捨て倒れこみます。少し気温も下がってきたのでこれが本当に気持ちいい。

しばらく横になり動けるようになってからは競技場の外へ向かいます。
参加者は選べるお食事が無料でもらえます。が、来るのが遅かったのでほとんど売り切れ。

函館名物の一つカールレイモンのソーセージ3本パックをもらいます。
そして出張販売しているサッポロクラシック生ビールもゲット!合わせていただきます!最高に美味い。今世界で一番美味しいビールを楽しんでる。

で、完走タイムを確認したらネットで4時間35分…走りながら写真撮ったり。エイドでのんびり食べてなければサブ4.5は出来たなぁと思いつつ楽しむのが目当てだったのでOK!

函館の街やグルメを堪能出来るいいマラソン大会でした、来年も参加したいなぁ。

終わりに

5年ぶりのフルマラソンとなりましたが無事に完走!
大好きな函館の街を走れるので本当に楽しかった。景色もエイドも最高でした!

普段は旅ブログですが、時々こんなマラソンレポートも書いていくかもしれません。
今は夏なので大会は参加しませんが、実はもうエントリー済みの大会があります。

12月1日に沖縄の那覇で開催されるNAHAマラソン。冬に向けていくつか大会参加しつつ今から練習です!

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